前回の記事
「パソコンのセキュリティ対策【セキュリティソフト】」では、パソコンに不正アクセスされたり、ウィルス感染したりするのを防ぐため、セキュリティソフトの導入が必要だというお話をしました。
パソコンを正しく使い、セキュリティソフトを導入していれば、ほぼ安心です。
ところが、パソコンのセキュリティとして、ほとんどの人が対策をしていないことがあります。
しかも、対策をしなければ、被害を受ける確率は、100%なのに。
それは、ハードディスクの故障です。
パソコンのデータを保存するための装置がハードディスクです。
デスクトップパソコンにも、ノートパソコンにも、ハードディスクが装着されていて、ここにすべてのデータが保存されます。
このハードディスク、寿命が5年と言われています。
私の経験上、3年で壊れることもありましたし、5年以上使えることもありました。
私は職業柄、6台ほどのパソコンを使い、ハードディスクは10個ほど使っています。
でも、8年以上前のハードディスクは、1つもありません。
つまり、ハードディスクは、いつか、必ず壊れます。
それは、5年後かもしれないし、1年後かもしれないし、今日かもしれません。
私は、15年ほど前、仕事で使っていたパソコンのハードディスクが壊れ、すべてのデータを失いました。
クライアントに納品するためのプログラム、個人情報、それまでに作成してきた様々な資料など、すべてです。
強烈な虚しさに襲われ、もう、この仕事を辞めようかとさえ思うほどショックでした。
ハードディスクが、壊れた時に慌てないよう、必ずデータのバックアップを取ることを習慣付けて下さい。
これから仕事でパソコンを使うのであれば、毎日バックアップを取るようにしたいものです。
でも、ハードディスクのバックアップなんて、どうすればいいの?と思いますよね。
そうなんです。
これ、意外と難しいのです。
次回の記事では、具体的なデータのバックアップ方法を書きます。